
合わない業界へ転職して後悔したくないから、おすすめを教えてほしいな。
上記の疑問に対して回答すると、圧倒的にWeb業界がおすすめです。
関連記事 IT業界とは?【簡単に解説】未経験者向け転職前のIT業界マップ
ということで、本記事の内容は以下の通りです。
- IT業界に転職するならWeb系職種がおすすめな5つの理由
- 未経験からWeb業界に転職するための具体的方法
- Web業界へ転職した後のキャリアプランについて
私は、学生の頃からWeb業界に関わりを持っており、現在においてもWeb業界でWebマーケターという職に就きつつ、Webマーケターの知見を生かしながら副業をしています。
インターンの時期を合わせてみると、約3年くらいはWeb業界にいるので、今回は「Web業界の良さ」についてお話ししようと思います。
IT業界に転職するならWeb系職種がおすすめな5つの理由とは
Web業界をおすすめする理由は、以下の5つになります。
- 独立しやすい
- 副業しやすい
- スキルを身に付けやすい
- 柔軟な働き方がしやすい
- 仕事に対する古い考え方がほとんどない
独立しやすい
Web業界で働いていると、独立しても仕事ができるようになります。

このように独立を考えていない人にとっても、これは結構重要なことです。
2019年に話題になった『終身雇用の崩壊』についてご存じでしょうか?
トヨタの豊田章夫社長が「終身雇用は厳しい」と発言したことにより、一時期ネットでは『終身雇用の崩壊』と騒がれていました。
『終身雇用の崩壊』が訪れると何が起こると思いますか?
スキルや能力のない人材はリストラに合い、職を失い路頭に迷うことになります。
これから終身雇用は徐々に終わりを迎えていくので、私たち個人がスキルを持っていなければならない時代がやってきます。
”本当の安定”とは、勤め先の会社がつぶれても「個人で稼げる」ことです。
職務経験を積んで、ある程度のスキルを培えば、比較的簡単に独立できるのがWeb業界です。
そういったリスクヘッジの面でも、Web業界はかなりおすすめです。
副業しやすい
最近では、政府が副業解禁を促進しているおかげで、徐々に副業可能な企業が増えてきました。
副業と考えると、大体の人は本業が終わった後、マクドナルドやコンビニなどのアルバイトとして働くことを想像しますが、実は副業とはそういった「雇われて稼ぐこと」を意味しません。
副業とは、誰にも雇われず個人で稼ぐことです。
例えば、プログラミングやWebデザインなどで稼ぐ方法のことで、自身の身に付けているスキルを使って、サイドビジネスをすることです。
Web業界では、副業と相性の良いスキルを身に付けることができるため、わりと簡単に副業を始めることができます。
私は本職はWebマーケターをしていますが、Webマーケティングの知識や経験を活用して、副業でWebライターをしています。
初めて副業に取り組んでみて感じたことは、Web業界経験者というと、意外と発注者様からの反応が良いということです。
これもWeb業界に勤めているメリットかな、と思っています。
スキルを身に付けやすい
しつこいようですが、Web業界だと個人のスキルが身に付けやすいので、精神的に楽に人生が過ごせます。
正直、今勤めている会社が倒産したとしても、個人Webライターとして本格的に活動できますし、他の企業へ転職することもできます。
また、プログラミングに対しても抵抗がないので、プログラマーとして職業を変えてみるのも良いですね。
なぜこんなにも落ち着いていられるのかについてですが、Web業界で身につくスキルは他業界にも応用が効くためです。
今では、インターネットを使って商売するのは当たり前の時代で、Webマーケティングは全業界に求められる必須スキルなので、Webマーケターの知識や経験は他業界でも非常に重宝される傾向があります。
なぜなら、Webマーケターという職業は、日本でも最近注目され始めたばかりの職業なので、Web業界の一歩外に出ると驚くくらいWebマーケターがいないからです。
パソコンが少し詳しいだけでも重宝されるので、Web業界で働いているだけで、わりと人生イージーモードになっています。
あとはエンジニアだったりすると、『2020年問題』と揶揄されているようにエンジニアの人材不足が加速しているので、エンジニアの需要もかなり伸びています。
このように、Web業界で身につくスキルは様々な業界で応用が効くため、人生ある程度安心することができるのです。
柔軟な働き方がしやすい
全てのWeb系企業とは言えませんが、かなり柔軟な働き方ができることも、Web業界をおすすめする理由のひとつです。
私の勤めている会社は朝の9時~18時定時で普通ですが、途中で帰りたくなったら上司に相談して、そのまま帰ることもできます。
もちろん、その分お給料は減少しますが、体調が悪い時は気軽に帰宅申請できるので良いですよ。
あとはフレックスタイム制を取り入れている企業も多いですね。
フレックスタイム制とは、決められた一日の労働時間のうち、就業・終業時刻を従業員が自由に決められる制度のことです。
例えば、13時出社してから22時退社や、朝の6時出社からの15時退社など柔軟な働き方ができるため、「朝、歯医者に行かなければならない」などの用事があるときはかなり便利な制度です。
仕事に対する古い考え方がほとんどない
Web業界自体が出来てからまだ20年と少ししか経っていないので、仕事に対する古い価値観を持っている人が比較的少ない傾向にあります。
社内メールでいちいち「お世話になっております」と送らなくてもよくて、基本的にSlackやChatworkなどのチャットアプリで連絡をするため、LINEを使っているような感覚で業務連絡をします。
社外の人ともチャットアプリでやり取りすることが多いため、仕事がものすごくスムーズに進みます。
あとは、比較的20代後半から30代の若い人が働いていることが多いため、趣味が合う人と出会えたりして、最終的に上司が友達になってしまったというパターンもあります(笑)
そのくらいラフな業界なので、若い人は今すぐWeb業界に転職して人生楽しんだほうが良いです。
未経験からWeb業界に転職するための具体的方法
ここからは、未経験からWeb業界に転職するための具体的な方法を紹介していきます。
その方法は下記の通りです。
- プログラミングスクールに通って転職する
- 独学して実績を作って転職する
- 営業職として転職する
ちなみにですが、私は個人でブログ運営をしていて、それを面接でアピールしたらそのままWebマーケターになっていた感じです。
関連記事 未経験からWebマーケターに一発転職!未経験でも採用される面接突破法
プログラミングスクールに通って転職する
私のように「Webマーケターになりたい!」「でもブログ運営はハードル高い!」という人も安心してください。
最近では、エンジニア向け以外に、Webマーケティングを学べるスクールがあります。
今までは、Webマーケターの学習方法とはかなり曖昧で、「人の欲求に対してどうやったら突き刺さるのか」みたいなことを考えて、商品を販売したりしているため、プログラミングみたいに「これだ!」という答えが存在せず、学習の体系化が難しい状態でした。
それが今ではすでに体系化されており、未経験者でもWebマーケティングを学べる環境が整っています。
Webマーケターやプログラマーになりたい人は、就職サポートが整っているようなプログラミングスクールに通えば、卒業と同時に転職できます。
私が個人的におすすめする学校は「TECH:: EXPERT」です。
70万円近い学費がネックとはなりますが、転職できなかっ場合に全額返金保証がついているので、安心して通えるスクールかなと思います。
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独学して実績を作って転職する
プログラマー・Webマーケター・デザイナー全ての職業において、ポートフォリオという実績がまとめられた作品集を作ることで、転職活動に役に立てることができます。
独学で実績を作るのは少しレベルが高いことかもしれませんが、既存のサイトのプログラミングやデザインを参考に、自分のオリジナルにするだけでも実績としては申し分ないので、ガンガンオリジナル作品を作りましょう。
ただし、丸パクリは犯罪になるので、必ずオリジナルの作品をポートフォリオにまとめましょう。
一方、Webマーケターの場合は「ブログ自体」がポートフォリオとしての役割を持つため、将来的にブログで副業できるうえ、転職にも使えるので、ブログを運営しておくだけでコスパはかなりいいと思います。
個人的にWebマーケターは他の職業とくらべて簡単になれますし、副業・独立・転職と応用も効くのでかなりおすすめです。
関連記事 Webマーケティング未経験者は本で勉強すべき理由と、おすすめ独学向け書籍4冊
営業職として転職する
個人的にはあまりおすすめしない方法です。
Web業界にはあまり営業職がない会社が多く、営業が1人、2人いれば良いほうです。場合によっては社長自ら営業に行くこともあります。
大きなWeb系会社ですと、アカウントプランナー職やセールス職といった、営業職をかっこよく言った職業はありますが、小さい会社だとないことが多いです。
営業職は営業スキルを身に付けられ、他業界にも応用が効きそうなイメージですが…おそらく応用は効かないと思います。
というのも、会社自体に実績がある状態での営業だと、わりかし適当にしていても受注できるからです。
ぶっちゃけ、Webサイト制作、広告運用などは技術的にどの会社も大差ないので、「経験豊富な会社に頼めば良いだろう」みたいなところがあります。
もちろん、実績がない状態での営業はスキルや忍耐力がかなりつくと思いますが、そこまでしてWeb業界で営業職をするほどではないかなと思います。
ただ、営業職がいるおかげで私たちWebマーケターやプログラマー、デザイナーは仕事ができるので、感謝の気持ちをもって接しましょう。
Web業界へ転職した後のキャリアプランについて
Web業界へ転職した後の、ざっくりしたキャリアプランは以下の通りです。
- 同じ企業に勤め上げて地位を上げる【従来型】
- スキルアップのために転職を重ねる【スキルアップ型】
- 個人スキルを上げてフリーランスになる【フリーランス型】
私はWebマーケターとしての経験を利用して、現在フリーランスへ向けて活動中なので、最後のフリーランス型になります。
それでは、1つずつ解説していきます。
同じ企業に勤め上げ、地位を上げる【王道】
従来型のキャリアプランです。
同じ会社に何十年と勤めあげることで社内での地位を確立するキャリアプランなので、時間がかかるのと、Web業界人特有の移り変わりする心を抑えつける忍耐力が必要になります。
Web業界だと「同じ会社に新卒のころから勤めています!」という人のほうが希少なので、ある意味、競争が緩いキャリアプランだと思います。
スキルアップのために転職を重ねる【スキルアップ型】
会社を一年くらい勤めてから、すぐに辞めて別のWeb会社に転職して、スキルを上げながら年収を上げていくキャリアプランです。
私が新卒で入社した会社では、一年も経たずに先輩3人くらい一気に辞めていまして、転職先を聞くと、同じようなWeb会社だったなんてことがありました。
「給料も今よりぐんっと上がる」
こう喜んでいたので、うらやましいと思ったのを今でも覚えています。(ただし、海外と比べて年収の上げ幅は低い)
スキルアップ型のキャリアプランは、主にエンジニアの人が多いですね。
Web業界のスキルは独立や副業にも有効ですが、他のWeb会社でもスキルの横展開ができるため、簡単に転職できるのが特徴です。
人間関係が嫌になったから辞めるということもできるため、柔軟なキャリアプランを描けるのが良いところですね。
ちなみに海外では、エンジニアがすぐに転職しては年収を上げることを繰り返すのは当たり前です。
日本の優秀なエンジニアたちはいずれ、海外転職していく可能性は十分にありますね。
日本企業は高額な給料を出したがらないので、仕方がないことですが…。
個人スキルを上げてフリーランスになる【フリーランス型】
会社で身に付けたスキルを活用して、個人事業主として働き、時間を縛られずに自由に生きていくキャリアプランです。
フリーランスになれば、ある程度自由に仕事ができる反面、仕事の受注・スケジュール管理・書類関係の処理など、会社員とは違った別のスキルも必要となるため、かなり苦労します。
そういう人は私の周りにもちらほらいます。
しかし、フリーランスになれば月収50万、100万は当たり前の世界になるので、夢のある働き方ですよね。
ただし、フリーランス歴が浅いうちは実績が乏しく、収入が不安定になる可能性があるので、貯金は必ずしておきましょう。
最近では、エンジニアでフリーランスとして活躍する人が多いですが、Webマーケター・デザイナー・Webライター・動画編集者…と様々なスキルでなれるので、エンジニアでなければフリーランスになれないというわけではありません。
個人的には、技術者の代わりに営業に行く、「営業職のフリーランス」は結構ありかなと考えていたりします。
まとめ:個人で稼ぐスキルが欲しいなら、Web業界への転職がおすすめ
「将来フリーランスになりたい!」
「お金持ちになりたい!」
「一生食えるスキルを身に付けたい!」
こんな方は、間違いなくWeb業界への転職をおすすめします。
最近はプログラミングスクールや、未経験者採用に積極的な企業が増えているので、ある意味、今がWeb業界への転職チャンスだと言えそうです。
将来に不安を抱えている人は、Web業界で個人スキルを身に付け、ぜひ安心を得ましょう!