
今回はこのような疑問についてお答えします。
- Webマーケティングの学習的な独学方法【知識】
- Webマーケティングの実践的な独学方法【スキル】
本記事の内容は上記の通りです。

Webマーケティングスキルは就職してから身に付けたというよりは、独学である程度身に付けてから就職したため、いくつか実践してみて効果があった方法だけをご紹介しますね。
ここまで至るまでに色んな学習方法を試してきて無駄だったこともお話ししていくので、ぜひ参考にしてください。
本記事の目指すゴールとしては、フリーランス独立 or 副業で稼ぐレベルです。
未経験だと難しく感じるかもしれませんが、一度スキルを身につければ就職にも困らなくなるので頑張りましょう!
Webマーケティングはプログラミングほど難しいものではないので、楽しんでやれば挫折せずに楽しく身に付けられますよ!
Webマーケティングの学習的な独学方法【知識】

Webマーケティングの学習的な独学方法を分解してみると以下の通りになります。
- 書籍で学ぶ
- 動画で学ぶ
- Webメディアで学ぶ
私が実際にやってみたのはこの3パターンです。
結論をいうと、今でも続けているのは「書籍による学習」になります。
理由を含めて1つずつ解説していきます。
書籍で学ぶ
Webマーケティングを勉強する場合は、書籍から学ぶことをおすすめします。
理由は、知識が体系化されているため、網羅的に学ぶことができるからです。
企業のオウンドメディア(企業ブログ)で学ぶのも良いのですが、情報が断方的なため体系的に学ぶことができずに、物事の繋がりがみえなくなるのであまりおすすめしません。
例えば、SEOのことを学ぶためにはWebライティング技術やSNS運用も一緒に学ぶ必要があるのですが、たいていのWebメディアはSEOとWebライティングとSNSを別々に記事にしているか、1つしか発信していないことが多いです。
基本的にWebメディアは「知識の補正をする形で利用する」とOKです。
Webマーケティングをゼロから学ぶ際は、書籍が一番効率が良い学習方法でかなりおすすめです。
Webマーケティングを初めて学ぶという人に一番おすすめな書籍が『沈黙のWebマーケティング』です。
基本的にこの一冊を何度も読み返して知識を身に付けていけば問題ありません。
『沈黙のWebマーケティング』でWebマーケティングの本質的な考え方を身につけられれば、とりあえずWebマーケターとして活動できるレベルにはなります。
詳しいことは下記の記事で解説しているので、興味ある方はどうぞご覧くださいね。
関連 Webマーケティング未経験者は本で勉強すべき理由と、おすすめ独学向け書籍4冊
関連 【未経験者向け】Webマーケティングとは?基礎知識をわかりやすく簡単に解説
動画で学ぶ
私が会社員時代に働いていた頃、「労働時間はインプットが全くできない」ことに対して少し不満を持っていました。
そしてどうするべきか考えて実践したのが、動画でWebマーケティングを学ぶことです。
利用していた動画は『ジッセン!オンライン』というWebマーケティングに特化したオンライン講座で、少ない給料の中から毎月5,000円も支払って受講していました。
Webマーケティングで有名な著名人による講座だったのですが「わざわざ動画で学ぶ必要性はないか」と思ってすぐに解約しました。
動画学習で学ぶ必要性ないと思った理由は以下の通りです。
- 動画だと復習に手間がかかるため
- 動画学習は時間がかかるため
- Webマーケティングを動画で学習するのは向かないと感じたため
- 月額料金5,000円の割に情報の精度がそこまで高くないため
- 外出先だと速度制限を気にしないといけないため
- スマホで観ようとすると別のことをはじめてしまうため(YouTubeをみてしまうなど)
単純に私が動画学習に向いていなかったということも考えられますが、動画を観るときってまとまった時間を確保しなければならず、まとまった時間を取るくらいなら書籍のほうが自分のペースで理解できるため効率的かなと思います。
ちなみに、プログラミング学習は動画学習のほうが向いているのでおすすめです。
私がプログラミングを勉強していた時によく使っていた動画学習サービスは『Udemy』です。
Udemyの動画はセールのタイミングを見計らえば、数百本の動画を2,000円くらいで買えちゃうので結構おすすめです。
Webメディアで学ぶ
Webメディアとは、ferretやLISKUL・LIGといった、WebマーケティングやWeb制作に詳しい「企業が発信しているオウンドメディア」を指します。
書籍の章で前述しましたが、知識がゼロの状態でWebメディアだけで学習するのは、体系的に学ぶことができないのであまりおすすめしません。
ただし、知識のスキマを埋める目的でWebメディアで学習する方法はめちゃくちゃ有効的なので、Webメディアも使い方によっては役に立ちます。
Webマーケティングの基礎知識は書籍で学び、実際にWebマーケターとして活動し始めてから分からないことがあれば、Webメディアで知識を埋めるという感じですね。
Webマーケターになるならferret・LISKUL・LIG・PLAN-BあたりをチェックしていればOKです。
基本的にはこれらのオウンドメディアを参考にしていれば課題が解決できたり、オウンドメディア運営の参考になったりしますよ。
Webマーケティングの実践的な独学方法【スキル】

学習的な独学方法でWebマーケティングをいくら独学しても、身につくのは「知識」だけで「スキル」は身につきません。
「知識を完璧にしてからじゃないと行動できない」という人がいますが、知識とスキルは全くの別物なので、知識があっても実践でできないと意味がないのです。
Webマーケティングの基礎知識を身につけたら、すぐに実践していきましょう。
というわけで、Webマーケティングの実践的な独学方法は以下の2パターンになります。
- コンテンツマーケティング型:
いわゆるSEOマーケターのことです。Webメディアで良質な情報発信をしつつ、事業の売上に貢献していきます。個人だとアフィリエイターがこのタイプに属します。 - Web広告型:
Google・Yahoo!・Facebook・Twitter広告などを駆使して、商品をターゲットにアプローチし、売上貢献していきます。実践するには広告費がかかるため、予算が必要です。
ざっくりした定義ですが、実践的な独学をする方法はこの2つになります。
ホームページ制作時のコンテンツ作成やデザインなどのマーケティングは、独学でやるにはハードルが非常に高いので今回は省いています。
コンテンツマーケティング型の独学方法
コンテンツマーケティングは「SEO対策」と考えてもらってOKです。
なので、SEO対策について勉強すればコンテンツマーケティングを学んだと思ってもらえれば問題ありません。
もうちょっと詳しく説明すると、コンテンツマーケティングはコンテンツ(記事)をWebメディアに公開して、検索ユーザーにアプローチをして売上を上げていくことなので、検索ユーザーにWebメディアに来てもらうにはSEO対策が必要ですよね。
ですので、コンテンツマーケティング=SEO対策になります。
コンテンツマーケティングの実践的な学習方法は以下の通りです。
- WordPressでWebサイトを開設する
- 読者を意識して100記事作成する
- わからないことは書籍を読んで解決する
- アクセス解析しつつ、読まれる記事を分析する
- アフィリエイト記事を少しずつ追加していく
- 引き続き記事更新し続ける
まずは勉強しましょう!…と言いたいところですが、まず初めにすべきことは、WordPressでWebサイトを開設することです。
大体の人はWebサイトを開設する前に必要な知識を勉強しがちですが、基本的に同時進行に行っていきましょう。
Webマーケターの仕事では、施策Aと施策Bで迷ったときは、まずは両方やってみてデータを取得してから施策を絞る、ことが基本の考え方です。
Webマーケティングをしていくうえで”まずはやってみる”考えを持つことが一番大切ですよ。
記事数はそこまで重要ではありませんが、全くの初心者が文章を書いてもほとんど成功しないため、私の経験上、100記事くらい書いてやっとスタート地点に立てるって感じです。
初めは100記事書こうとするとほとんどの人が挫折しそうになるのですが、誰もが通る道なので気にしなくてもOKです。
「あー自分には向いていないから諦めよう」と思わないでくださいね。
私も昔運営していた個人ブログが20記事くらいのときに誰にも読まれなくて一度挫折した経験がありますが、今こうしてWebライターとして活動できています。
昔は3,000文字書くのでさえ苦労していましたが、今となっては自然に5,000文字くらいになるくらい成長しました。
Webライティングを学びたいという人は『沈黙のWebライティング』と『20歳の自分に受けさせたい文章講義
』の二冊の本を繰り返し何度も読みましょう。
『沈黙のWebライティング』はSEOやWebライティング技術、心理学などの盛りだくさんのコンテンツになっており、600ページくらいありますが、漫画のように読めるため2〜3時間でサクッと読めます。
私は今も大切な部分を付箋で貼り付けておいて、たまに見返しているくらい参考になるのでぜひ手元に持っておきたい一冊です。
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は、Webライティング技術本ではありませんが、文章のリズムは型などの基礎を学ぶことができるため、初心者にはまず読んでほしい一冊です。
まずは挫折を味わいつつ、まずは100記事を目指していきましょう。
Web広告の独学方法
Web広告はいろいろありますが、Google/Yahoo!のどちらかから始めるのがおすすめです。
Facebook広告やTwitter広告などもありますが、画像もしくは動画が必要だったり、ある程度SNSを利用していないと広告を出せなかったりするので、速効性を考えるとGoogle広告かYahoo!広告から始めるのがよいです。
ちなみに、Google広告は2018年まではGoogleアドワーズと呼ばれていたため、未だにGoogleアドワーズと表記されている記事や書籍が多いので覚えておいてくださいね。
ということで、Web広告の実践的な独学方法は以下の通りになります。
- アフィリエイトサイトへ登録する
- アフィリエイト記事を作成する
- Google広告/Yahoo!で広告を出す
- PDCAを回して改善する
アフィリエイトサイトへの登録はどのASPを利用してもよいですが、主要なところでいうと以下の通りです。
ASPによって報酬額が異なることも多いので、ASPは全部登録しておくのがおすすめです。
その後アフィリエイトサイトを制作し、記事内にASP広告を掲載することで、Web広告(リスティング広告)を配信し、PDCAを回して利益を上げていきます。
ただし、リスティング広告への出稿がNGな商材も多いので、しっかり選んで配信しないと大変なことになるので注意が必要です。
下記はA8.netの例です。

A8.netではこのように商材の取り扱いについて表記されているので、しっかり確認しておきましょう。
基本的にはGoogle広告、Yahoo!広告どちらの広告を選んでもらっても良いですが、経験からいうとYahoo!広告のほうが売れやすいです。
Yahoo!ユーザーはITリテラシーが低い傾向にあるため、他のサイトと比較検討する人が少ないためです。
情報弱者を搾取するように感じる人もいますが、Webマーケターとしては売れやすい市場に商品を売っていくことは当たり前なことなので、搾取しているのではなく売りやすいから売っているというだけです。
売りにくい市場で資金と労力を費やして売ろうとするほうがWebマーケターとしては失格なので、むしろ当たり前の思考だと思います。
最後はPDCAサイクルを回して、しっかり広告文や記事内容を改善していきましょう。
まとめ:Webマーケティングの独学のコツは何度もチャレンジと失敗をし、成功体験を増やしていくこと
個人的な意見ですが、何度もチャレンジする人ほど失敗回数は多い傾向にありますが、その分成長速度も早いです。
そして、成長すれば失敗回数も自然と減っていくので、チャレンジするハードルがぐんっと下がっていきます。最終的にはチャレンジ回数に比例して成功回数が増えていくようになります。
何が言いたいかというと、チャレンジすれば失敗はするし、チャレンジしなければ成功しないということです。
この思考はWebマーケターになるには必要な思考で、失敗前提の施策をしつつ、分析・解析で成功に近づけていくことがWebマーケターの仕事です。
Webマーケティング会社への就職して学ぶのも良いと思いますが、企業レベルだと失敗は許されないという暗黙のルールみたいなのがあります。
クライアントの費用を使いつつ実践していくわけだから当たり前ですよね。
つまり、個人でWebマーケティングを学ぶほうがはるかに早く成長できるということです。
本記事の目標はフリーランスとして独立 or 副業で稼げるレベルになることです。
Webマーケティングを独学の方法を学ぶのが目標ではないので、この記事を読んだ人は今すぐチャレンジしつつ、失敗を重ねて、改善からの成功を目指して行動していきましょう。