
あと、未経験だからIT業界のことよくわからないし、Webマーケティング会社に受かるコツを教えてほしい…
このような疑問に対して答えていきます。
本記事の内容は以下の通りです。
- Webマーケティング求人を探す前の前提情報
- Webマーケティング求人の探し方
- Webマーケティング求人探しのポイント・注意点
- 未経験でもWebマーケターとして採用されるコツ
この記事を書いている私は、Webマーケティング歴2年で、実際に未経験からWebマーケターとして転職をしています。
そして現在、Webマーケティングの知識や経験を活かしつつ、フリーランスのWebライターとして仕事をしています。
未経験からWebマーケティング求人に応募して一発転職した私が、「Webマーケティング求人の探し方」をご紹介します。
関連記事 Webマーケターの仕事や資格を解説【簡単】未経験でも採用決まる独学法
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Webマーケティングの求人を探す前の前提情報
前提情報として、Webマーケティング企業は「未経験者募集」が多く、理由は以下の3つです。
- Webマーケティング関連業界の市場が伸び続けているから
- 未経験でも数か月教育をすれば、結果を出してくれるから(若い人ほど有利)
- Webマーケティングのスキルはどの業界にも必要だから
Webマーケティングに関わりが深い業界の動向
業界動向サーチによれば、インターネット業界の業界規模は約4兆円にものぼり、年々その規模は拡大しています。
インターネットはパソコン・スマホ・タブレットなどのあらゆるデバイスで利用されており、業界伸び率も脅威の約16%と今後もその勢いは止まらないと考えられます。
さらに、Webマーケティングと関わりが深いネット広告業界をみてみましょう。
出典:出典:業界動向サーチ ネット広告業界
こちらも業界動向サーチによると、ネット広告業界の業界規模は約7,000億円であり、伸び率は脅威の約15%増、全業界で4位の伸び率を誇っています。
このように、Webマーケティングに関わりの深い業界は、軒並みその業界規模を着実に伸ばしつつあります。
IT・Web業界の人材が不足している
Webマーケティングに関わりの深い業界の規模が伸びているなかで、IT・Web業界の人材不足が加速しています。
世間では「エンジニア不足」とよく騒がれていますが、実はWebマーケターの人材不足もひっそりと起きているのです。
というのも、Webマーケティング会社以外にも、Web制作会社・広告/PR会社・コンサルティングファーム会社などで働くWebマーケターは存在しています。
また、メーカーや商社・飲食・アパレルなどの企業の多くが、Webマーケティングの内製化(インハウス化)を進めている状態です。
このように、多くの企業は規模拡大を狙いWebマーケティング領域へ力を入れているため、Webマーケティングができる人材が慢性的不足に陥っており、需要が高まっています。
未経験のデジタルネイティブ世代は転職に有利
デジタルネイティブ世代とは、子供の時からインターネットやパソコンのある生活環境で育ってきた世代のことです。
主に1990年代~2010年代生まれで、特に25歳以下の人たちがデジタルネイティブ世代だと言われています。
デジタルネイティブ世代は、パソコンやスマホといったデバイスを使うことに抵抗感がないため、新しいツールや機能が登場してもすぐ身に付けることができます。
企業も未経験者を数か月ほど教育すれば、すぐに戦力になることが分かっているので、未経験でもWebマーケターとして採用されやすいのです。
Webマーケティング求人の探し方
Webマーケティング求人のおすすめの探し方は、以下の2つです。
- 転職エージェントからの紹介
- ソーシャルリクルーティング
それぞれ簡単に解説していきますね。
転職エージェント経由で就職先を探す
転職エージェントとは、人材紹介サービスの1つです。
転職エージェントと呼ばれる転職のスペシャリストが、
- 求職者と企業をマッチング
- 提出書類の添削
- 面接対策サポート
- 年収や労働条件の交渉
- 入社日の調整
これらをすべて完全無料で行ってくれるサービスです。
基本的には、転職者は完全無料で利用できるため、非常に人気の転職サポートサービスです。
私個人的にもお世話になったことがありますが、面倒な事務的作業なども代行してくれるため、一番おすすめの求人の探し方です。
ワークポート
未経験でIT業界のWebマーケティングを目指している方には「ワークポート」がおすすめです。
ワークポートは総合転職エージェントですが、特にIT業界やWeb業界への転職に強みを持っていることで有名な転職エージェントです。
特記すべきは「未経験OKのワークポート限定非公開求人」を多く保有していること。
他の転職エージェントに「未経験からの転職は難しい」と言われて悩んでいる方は、是非ともワークポートに相談してみましょう。
ソーシャルリクルーティング
ソーシャルリクルーティングとは、TwitterやFacebookなど、SNSを利用した採用方法のことです。
企業アカウントで採用活動を行うことで、採用活動費がほとんどかからなかったり、SNSの特徴の一つである拡散力を利用した採用ができるため、積極的に活用されています。
私が大学生だった頃は、Twitter経由であるWebマーケティング会社の人事の方から、
「インターン生として一緒に働きませんか?」
こんなダイレクトメッセージを頂いたことがあります。
当時は、ソーシャルリクルーティングが流行っていなかったので、「何か怪しいものではないか」と心配していたのですが、普通の会社だと分かり、約2ヵ月ほどインターンとしてお世話になったことがあります。
そんなソーシャルリクルーティングの形態を上手く利用した就職・転職サービスもあります。
特に、私が人事をしていた頃によく使っていたWebサービスが以下の2つです。
- Wantedly
- Green
上記2サービスは、ベンチャー企業やIT・Web業界の企業を多く取り扱っているため、Webマーケティング求人を探すには丁度良いと思います。
Wantedly
Wantedlyとは、Facebookを利用したソーシャルリクルーティングサービスの1つです。
Wantedlyの特徴は以下です。
- プロフィールを埋めることで、企業からの逆求人効果が得られる
- 面接前に企業面談を行うことができるため、企業のことを深く知ることができる
- 企業の担当者とのチャット感覚でやり取りができるので、SNS慣れの人に易しい
- 企業が常に情報発信しているため、リアルな企業情報を集められる
- Webマーケティングやネット広告関連の求人が多い
他にもまだまだありますが、WantedlyはWebマーケティング求人を探している方に、うってつけのソーシャルリクルーティングサービスだと思います。
利用者層は若い世代が中心となっており、また、企業側もITやWebに強いスタートアップや中小企業が多いため、お互いニーズの合ったマッチングがしやすくおすすめです。
Green
前述のWantedlyは「イケている企業」を集めた求人サイトなのですが、IT業界以外の業種もまぎれていることがあります。
一方、Greenは完全にIT業界特化型の求人サイトで、Webマーケティングの未経験求人だけでも576求人と、非常に取り扱い求人数が多くなっています。
*2019年9月現在
GreenもWantedly同様、プロフィールを埋めることで逆求人の機能を持ち合わせており、企業側も常に情報発信をしているため、企業のリアルがわかりやすくなっています。
Webマーケティング求人探しのポイント・注意点
Webマーケティング求人のなかでも、担当する業務領域が複数存在するため注意が必要です。
大きく分けると、Webマーケティング求人には以下の3つの業務領域があります。
あなた自身が「どの領域のWebマーケティングをしたいか」をしっかり明確にしたうえで、求人を探すことをおすすめします。
- SEO系
- ネット/Web広告やアドテク系
- IT/Webコンサルティング系
SEO系
SEOとは、検索エンジン最適化のことを言います。
Googleの検索エンジンに対して様々な対策を行い、検索で上位表示を目指すWebマーケティングの施策の1つです。
仕事内容は、クライアントのWebサイトが、検索結果で上位表示されることを目的としたWebマーケティングです。
最近のSEOは「Content is King」と呼ばれている通り、「サイトのコンテンツが命」という時代です。
被リンク販売や、その他の悪徳な方法でSEOを行うSEO会社は避けるようにしてください。
メディア運営やコンテンツ制作・Webライティングなどに力を入れている会社を積極的に探すようにしましょう。
関連記事 検索エンジンとは?【Webマーケティング必須知識】その仕組みや種類を解説
Web広告やアドテク系
Web広告はそのままの意味で、インターネット広告のことです。
アドテク系は、DMP(データマネジメントプラットフォーム)と呼ばれる、Web広告の最新テクノロジーのことです。
例えば、ECサイトの会員ユーザーの購買頻度を分けて分析し、LTV(顧客生涯価値)を最大化させたりします。
DMPは大企業向けが基本ですが、中小企業向けですと「リスティング広告代行」や「SNS広告代行」といった代行業務があります。
IT/Webコンサルティング系
IT/Webコンサルティング系は、クライアント企業に対して「Webを活用したマーケティング戦略を企画提案する仕事」です。
Webマーケティングの仕事のなかでも営業に近いスタイルの領域なので、人と話すのが苦手な人や、営業が嫌なひとにはあまり向かない職場だと思います。
しかし、Web広告やSEOといったWebマーケティングに必要な知識や経験は、他の領域より幅広く必要となるため、Webマーケティングのジェネラリストになりたい人は、目指してみる価値があります。
未経験でもWebマーケターとして採用されるコツ
未経験でもWebマーケターとして採用されるコツとは、
- 主体性
- 行動力
- 挑戦力
これらを企業に売り込めばOKです。
企業側の視点から、「Webマーケティング未経験者を雇うメリット」を一度考えてみてください。
はっきり言うと、残念ながら「メリットはほぼ無い」に等しいですよね。
ただし、Webマーケティング未経験者でも数か月の教育コストをかければ、簡単に数十万~数百万の売上を作り出すことができます。
なので、「主体性・行動力・挑戦力」を軸に「将来的に企業に貢献できる」と伝えることに焦点を当て、面接に挑みましょう。
難しいように感じますが、簡単なので安心してください。
今から具体的に説明します。
主体性・行動力・挑戦力の売り方
「現在進行形で努力していること」をアピールしましょう。
私も新卒で就活していたとき、面接で「これから〇〇を勉強しようと考えています!」とよく言っていたのですが、よくよく考えてみると「これからやると考えているなら、今すぐにやれよ」って思いますよね。笑
大抵の人は「受け身」です。
そして「未来のことを語ろう」と考えますが、ぶっちゃけ何とでも言えるわけです。
なので、未経験でWebマーケティング会社に採用されたいなら「現在進行形で何を努力しているのか」をしっかりアピールしていきましょう。
「証拠」としてブログへアウトプットする
Webマーケティングの書籍を読んでいる人はいますが、それをアウトプット出来ている人は非常に少ないです。
Webマーケティングのアウトプット方法は簡単で、ブログやアフェリエイトで低い目標を立てて、サクッと達成することです。
- Webライティングができる
- 学んだ知識をアウトプットしている
- 新しいことに挑戦している
これらの点から、実務経験のない未経験でも面接官に良い反応を与えることができます。
関連記事 未経験からWebマーケターに一発転職!未経験でも採用される面接突破法
まとめ:Webマーケティング求人の探し方はたくさんあるけど、努力は必要
本記事のまとめ
- Webマーケティングに関係する業界は伸びている
- Webマーケティング求人はたくさんある
- Webマーケティングの職種領域を決めておこう
- ブログでアウトプットを増やし、面接に活かそう
未経験OKのWebマーケティング求人はたくさんありますが、「受け身」で面接に挑むと確実に落ちます。
目指す領域を決めて、しっかりと主体的に行動して、挑戦していきましょう。
そうすれば、未経験でもWebマーケターになれますよ。